65日目

ドラゴンボールがジャンプに連載していた時に、小・中・高というど真ん中世代だったので、まぁ小学校の時とかはなんとかしてかめはめ波が出せないものかと色々と特訓してたわけですよ。

ちょうどその頃はミスターマリックのハンドパワーも流行っていて、あの怪しいグラサン野郎がテレビで「ハンドパワーの鍛え方」とかっていうのを教えてた番組があって、手のひらが触れるか触れないかのところまで近づけて意識を集中させると、触れてないのに徐々に暖かくなる、それがハンドパワーですとか言ってるの。

今すぐに試してもらっても分かる通り、そりゃ体温が手のひらがギリギリまで近づいたら多少の温感は出てくるわな。でも、当時はというか今もだが、基本的に馬鹿なので「おぉぉぉ！　ついに俺にも気のパワーが！！！」とか思って、部屋のライトのスイッチひもにカメハメ波を打ってみるが反応がなくてがっかりするところまでワンセット。

で、話を水虫に戻すと、朝から親指の温感がすごいわけ。ただこれは気とか超常現象的な力じゃなくて、単に水虫が中で暴れてるわけ。万が一水虫じゃなくて気のパワーでかめはめ波的なものが使えるようになったとしても、足の指からだと不便なわけ。

見た目はなんもないのに…

かめはめ波出せる能力よりも現金が欲しいとか思うようになってて、ああ俺は汚れたと感じたわけ。